2005年02月23日

ダイソーは良質カセットテープ取り扱い店

今日から明後日までいつも利用しているレンタル屋のCDレンタルが半額ということで、気合を入れて午前10時の開店ピッタシに入店して借りたいCDを片っ端から借りようと思って目覚ましをバッチシセットしたのだが、結局起床したのは午後2時。夜な夜な先日Y叔父様宅で録音してきたMD達にタイトルタグを入れていて寝るのが遅くなったのが失敗の原因だ。どうせレンタルCDのコーナーはすっからかんだと分かっているけど、今だけ100yenなマックのホットアップルパイが食べたかったのでダメ元でレンタル屋に行ってみる。やはり予想通り…シングルCDレンタルチャートは1位~6位まで一枚も無い。半額だからって無理にどうでもイイCD借りる程バカではないのでレンタル屋を後にしてマックに昼飯を食いに行く。今月はてりやきマックバーガーが安いので、勿論注文するのはてりやきマックバーガーのトリオセット。飲み物はコーラで100yenのホットアップルパイを付けた。てりやきバーガーとマックフライポテトとコーラは何時も食っているので何の感動も無かったが、久々に食うホットアップルパイの味にとても感動。これで100yenなら毎日食べたい…マックのホットアップルパイと松屋の生野菜と紙パックのリプトンのレモンティーがあればtax in 305yenで素晴らしい食事ができる。近いうちに決行してみることとしよう。少々マックでまったり過ごしてパワーを充電した後はCDのケースを買いにダイソーへ。CDケースのコーナーへ行くと隣にカセットテープのコーナーがあり、見覚えのあるパッケージの生カセットが目に飛び込んでくる。TDLのDJシリーズ、AXIAのPSシリーズ、SONYのCDixシリーズ…音楽を録音するための生カセットが勢ぞろい。PSシリーズにおいてはメタルがある!あれほど探して見つからなかったのに…灯台元暗しとはこの事である。しかしPSメタルは全部40分…これでは44分40秒なLOVE JAM(大塚愛の2thアルバム)は入らない。なので60分なTDKのDJ2で我慢しようと思いDJ2が並ぶ棚に手をかけると、どうもDJ2の後ろの方は別のカセットが並べられている。とてもそいつが気になったので棚の奥に手を伸ばして一本ひっこ抜くと、AXIAのJ'zメタル…しかも50分!!これならLOVE JAMが入る!素晴らしくラッキーである。ということで、念願の50分のメタルテープとCDケースを買って帰宅。早速コンポの説明書を片手にLOVE JAMをカセットに録音。CDとカセットをセットしてカセットデッキにのCDアルバム録音ボタンを押せば自動的に録音してくれるようなのだが、カセット全盛期のコンポにはほぼ標準装備だった予めカセットの録音時間を入力してA面が何曲、B面が何曲という計算機能が無いので、A面が終るまで単純に録音してA面が終ると途中で切れた曲の頭まで巻き戻って切れた曲を消音してB面に裏返るようだ。これでは消音開始部分でノイズが入ってしまう…こういう録音は"失敗した録音"と言うのだ。途中でヘッドをテープから脱着してはいけない。最初の無録音領域から最後の無録音領域まで全体に渡って録音するのが聞きやすいテープを作るポイントだ。だからCDのプログラム演奏機能を使ってA面に入る分(25分を越えない程度)だけ1曲目から順に演奏順番を組んで片面ずつ手動録音…これで聞きやすいテープが仕上がるはずだった。順調に曲が録音されていってA面分の全ての曲の再生が終った時にそれは起こった。なんとCDの演奏停止と同時にカセットデッキが自動停止するのだ。つまりオート録音でも手動録音でも途中でヘッドがテープから離れてしまうわけで…余計な親切…もう泣きたい(笑)だがこんな事で諦めたりはしない。このカセットデッキはコンポのオプションパーツ。アンプとは普通のオーディーケーブルとシステムとの連動ケーブルで繋がっている。CDの演奏が止まるとカセットデッキの録音が自動停止するということは、CD停止時にシステムからカセットデッキ側に停止信号が送信されるということだ。だったらシステムとの連動ケーブルを引っこ抜いて完全にシステムとカセットデッキを独立させて録音すればイイ。一旦コンポの電源を切ってシステムとの連動ケーブルをカセットデッキから抜き、再び電源を入れて先ほどと同様に録音。今度はCDの演奏が止まってもカセットへの録音は続行され、途中でヘッドがテープから離れることなく思い通りに録音された。これと同様にB面も録音し、全体に渡って"ブツッ"というノイズの無いカセットがようやく完成した。"サー"っというヒスノイズに関してはDOLBY NR TypeCを使えばスピーカーで聞く分には分からないぐらいまで改善されるんだろうけど、ラジカセもポータブルカセットプレーヤーもカーオーディオもTypeBにしか対応してないのでTypeB録音で我慢。素敵なカセットライフはダイソーパワーによって2005年現在も健在だ。

パッケージ 中身

---おまけ:DOLBY NRの正しい使い方
カセットテープを使ったことのある人なら絶対DOLBY NRという言葉を耳にしたことがあるだろう。このDOLBY NR…カセットテープの構造上どうしても避けられない"サー"っというヒスノイズを低減させるためのDOLBY社の技術だ。ヒスノイズ低減の仕組みは至って簡単で、録音時に高音域のレベルを上げてテープに記録し、再生時に高音域のレベルを下げるのである。つまり、"サー"っというヒスノイズが発生する周波数帯の音を大きく記録し、再生の時に元の大きさに戻せばヒスノイズは目立たなくなる…そういう事である。だからDOLBY NRをONにして再生する場合はDOLBY NRがONの状態で録音されたカセットテープじゃないといけないのだ。もしDOLBY NRがOFFの状態で録音されたカセットテープをDOLBY NRをONにして再生すると…音質の良いAMラジオのような透明感のない音になり、逆にDOLBY NRがONの状態で録音されたカセットテープをDOLBY NRがOFFの状態で再生すると…異様にシャキシャキした音となる。正しい使い方をしてローノイズで快適なカセット生活を送りましょう。

投稿者 zeratinman : 2005年02月23日 21:25