2005年03月21日
中国幽霊物語記 第一幕
今日は先日入会したTSUTAYAに半額オンラインクーポンを持ってDVDとCDを借りに行った。借りる物は家を出る前から決まっていて、"元祖チャイニーズ・ゴースト・ストーリー1~2"のDVDとYumingの"アラーム・アラ・モード"のCD。前者はVHSビデオからダビングしたVHSビデオ、後者はCDから録音したハイポジションカセットテープとハイポジションカセットテープからダビングしたノーマルポジションカセットテープで既に所有しているのだが、両方ともレンタル落ちするのは時間の問題なので、この機会に安く借りてデジタル保存しようという考えである。今日は祭日だ。しかも旧作が半額で借りれる日。当然ゼラと同じことを考えている人が沢山いるわけで、レジの前には会計待ちの列が出来ていて店内は混雑している。もしかすると借りられてるかも…と悪い予感が頭をよぎったが、さすがリメイク版が出て人々に忘れ去られた元祖チャイニーズ・ゴースト・ストーリーと地味だとか特にコレ!!って曲が無いだとかリスナーの評価がトコトン低い(だったら"時のないホテル"はどうなんの?)アラーム・アラ・モード…当然かもしれないけど誰も借りることなく存在した(笑)早速この3作を持ってレジのお姉さんの所に行って会計。当日返却だと安いけど、何か嫌な予感がするので一週間にした。久々の青いレンタル袋を手にして家に戻り、早速チャイニーズ・ゴースト・ストーリーのDVD鑑賞。最初に何故か映画館みたいにDOLBY DIGITALの動画、続いてMedia Asiaとかいう聞いたこと無いDVD配給会社のロゴアニメーション…そして中国語の注意書きと長々と続き、ようやくメニュー画面に辿り着く。収録されている音声はオリジナルの広東語と吹き替えの北京語の2種類で字幕は繁体中国語、簡体中国語、英語、日本語、韓国語、マライ語、インドネシア語、タイ語の8種類…2ヶ国分の字幕を同時表示させながら見るとお茶の間で色々な国の語学勉強できそうな勢いだ(笑)本編の再生を始める前から相変わらずの意味不明さに笑える。音声は広東語、字幕はもちろん日本語にして本編の再生を開始。DVDだからさぞキレイな映像かと思いきや…大してゼラが持ってるVHSビデオと変わらん!!音声が5.1chにリマスタリングされているのはイイとして(でもノイズのりまくり)…映像は左右にフィルムのキレ端が丸見えだったり(不要部分のクリッピング編集をしてない)、16:9の映像の上下に態々黒帯つけて4:3収録してあったり…品質どころか仕様自体に問題がある。これで定価を5000yenとするDVDはいかがなものか(苦笑)よってゼラ家のワイドテレビではワイド映像が更にワイドになって変な状態に。仕方なくテレビ側でレターボックス映像モードに手動で切り替えて強制的に上下の黒帯をカット。これで映像は正常な比率で表示されるようになったのだが、黒帯内に表示される字幕がまでカットされて視聴不能モードに(笑)結論としてワイドテレビでこのDVDをまともに見る事は不可能。やはり嫌な予感は的中…一週間レンタルにしておいて良かったと思うのだった。そしてゼラは徐にこのDVDのデータをハードディスクに取り込み16:9化の作業を開始する。映像データに態々黒帯を付けて収録しているから事はやっかい。一度取り込んだDVDのデータから映像、音声、字幕、キャプタデータをそれぞれ引っこ抜き、映像の上下の黒帯をクリッピングして再エンコードし、その再エンコードした映像と音声、字幕、キャプタデータを再び結合させなければならない。今日は映像の上下の黒帯をクリッピングとデインターレース処理しながら(DVDの解像度は4:3でも16:9でも720×480と決まっているので、編集した映像を出力する段階でクリッピングしたぶん映像は縦に伸ばされてしまう。これはインターレース線まで縦伸びてしまうことを意味し、そのままだと再生時に不都合が生じる。よってデインターレース処理をしなければならない。この場合、映像はノンインターレースなプログレッシブ映像になるので出力形式はノンインターレースにするのが正しいのだが、29.97fpsのノンインターレース形式はDVDビデオの映像規格から外れてしまうので、ノンインターレース映像だけどインターレース映像として出力しなければならない。これも正しいとは言えないのだが、大抵のDVDプレーヤーで不都合なく再生できるので良しとする。)再エンコードするところでおしまい。なんせ2時間分の映像ともなればエンコードに1.7GHzのセレロンなCPUでは6時間程かかる。後は終るまで只管待つ(寝る)しかない。
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4:3テレビで表示 | 16:9テレビ標準モードで表示 | 16:9テレビLBモードで表示 |
投稿者 zeratinman : 2005年03月21日 00:00