2005年07月12日
振動計の設計について
恐らく明日提出期限と思われる振動計の計算書についてのゼラ的な見解と提出期限まで何とか完成させる計算シートの配布を行います。
・見解
数値的に辻褄を合わせるだけなら配布されたプリントの手順で行えるので問題はないのですが、それでは重りが左右に傾いて安定しないので、I先生曰くシリンダーの中に重りと潤滑油(オイル)を入れたピストン構造の物が推奨されるそうです。従って重りはピストンとなります。ピストンは車作りに命をかけた学科の友人に聞いた所、円柱形以外の形の物は見たこと無いということなので重りの形状は必然的に円柱形となります。そして単純に考えてバネもダッシュポットもシリンダ内に収めなければならないので、バネの直径は重りの直径以下が絶対条件となり、バネの中にダッシュポットを入れる形になります。また、ピストン構造を利用するということは内部が潤滑油で満たされるという事なので、ピストンが動く時に潤滑油も動くため流体力学ちっくな要素も絡んできます。重り=ピストンということと、使用する潤滑油の粘性係数を踏まえた上で"C=6μLA^2/πRε^3"の式よりピストンとシリンタの隙間の距離εを算出できます。ピストンとシリンタの隙間の距離εが算出されると必然的に"ピストンの直径+2ε "でシリンダの内壁の直径が決まり、"バネの自然長+ピストンの高さ+若干の余裕"でシリンダの内壁の高さも決められます。これにシリンダの壁厚を適度にとって外壁の寸法を決定すればお終いです(たぶん…)。
・計算シート
→ ダウンロード (xls形式)
size:22528byte CRC:B321E533
※公開する予定がなかった物なので非常に雑な仕上がりです(苦笑)パスワードはかけていません。
投稿者 zeratinman : 2005年07月12日 23:59