2005年11月26日
ヘッドホンのイヤーパッド
私は"TRIO(現KENWOOD)のKH-53"と"YAMAHAのHPE-160"というヘッドホンを愛用している。前者は父親が学生時代に購入した物なので詳しい事はわからないけど 音を聴くに恐らく高級品で、後者はエレクトーンを買った時に付属してきた6000yen程度の安物だ。スピーカー、ヘッドホン、イヤホン…最終的に音を鼓膜に伝える装置の全てに言えることとして、個々の個性がある。私の愛用する KH-53 と HPE-160 の場合、前者は中音域~高音域の再生に優れ、後者は低音の再生に優れる。この個性に合わせ、真剣なリスニングや編集作業時に2つを使い分けるわけだが…HPE-160は安物だけにイヤーパッドが普通のスポンジで出来ており、使用開始から10年程度で 役目を全く果たさないぐらいボロボロになってしまった(苦笑)別に低音再生なら"KOSSのthe plug"があるから捨てても良いような気がするけど…まだ壊れてないし、昔から"DTM"には HPE-160 を用いてきた思い出もあるので、自前でイヤーパッドを作って復活させてみることにした。イヤーパッドに用いる素材は軟らかく、ある程度 自由に変形する物でなければならないので、それなりに安い値段ですぐ手に入るものを考えると…必然的にゴムかスポンジになる。早速"東急ハンズ"に行って色々物色したわけだが、良さそうな物(低反発タイプとか)は決まって値段が高い。だからと言って、車のワックスがけに使うようなスポンジでは耐久性が悪いし…相当悩んで、1cmの厚さがある"軟質スポンジ(両面テープ付き)"たる物を661yenで購入。ついでに円切りカッターの刃が切れているので、その替刃も欲しかったのだが…「専用の物だから取り寄せないと無い」と店員に言われてしまった。仕方なく円切りカッターを新たに買おうとも思ったが、店頭に並ぶ私と同じ円切りカッターを凝視すると…どうも"OLFAのデザインナイフの替刃"が流用できそうな予感。ここで私は勝負に出て、思い切って 30枚入りのOLFAのデザインナイフの替刃 を168yenで購入。早速帰宅して試してみると…これがジャストヒット!問題なく使える。これでイヤーパッドを作る環境が整った。早速 HPE-160 の振動板の大きさ等を計り、円切りカッターで軟質スポンジをドーナッツ状に切り抜いていく。スポンジなので重心がズレでしまったりして 少々問題はあったが、まぁまぁ良くできた。今までのボロボロのイヤーパッドを剥ぎ取り(指でなぞるだけでポロポロ取れていった)、切り抜いた軟質スポンジをペッタンコして はい完成!そして装着…予想以上に硬い。我慢できないほどじゃないし、イヤーパッドとしても役目も果たしている(硬すぎると何の意味も持たない)し、ボロボロの時に比べたら音の鼓膜への伝達率が格段に向上したので まずまず良しとしようっと。"SENNHEISERのHD-25"をいつか買う日まで 軟質スポンジなHPE-160 で頑張ろうと思う(笑)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ボロボロ HPE-160 | 買ってきた物達 | 切り抜き完了 | 復活 HPE-160 |
投稿者 zeratinman : 2005年11月26日 23:13