2005年12月21日
4万円でデータは戻ってきません! その3
今日は先日修理したハズなのに全く直ってない 父親のノートPCの訪問修理の日。午前11時頃、黒いブーブーに乗って現れたサービスエンジニアのお兄さん…手には小さなダンボール箱。電話では話し向き"マザーボード"の交換っぽかったのだが、彼の持ってきた部品は違うっぽい。早速40000yenもかけて修理したのに修理されてないノートPCの電源を入れ、"BIOS"を立ち上げ「確かにHDDが認識されてませんねー」と状況を確認。ドライバーで機体裏面のビスを外し、HDDがちゃんと入っているのを確認するのかと思いきや…速攻で持ってきた小さなダンボールから新しいHDDを取り出し、「ここの会社(郵送修理を担当している子会社)はこういう再修理になる事が多いんですよね(苦笑)」と言いながら 数日前に交換したばかり?の"東芝"のHDDを 新しい"HGST"のHDDに交換。黙々と外したビスを取り付け、電源を入れてBIOSを立ち上げ「あぁ~認識しましたね。とりあえずこれで大丈夫です。」と、あっけなく修理完了。結局故障してたのはHDDだったらしい。。。HDDは超精密機器であるけれど、2.5インチモデルは主にノートPCに入る事を予想して HDDメーカー側も振動や衝撃に強い開発をするわけだから…たかが郵送(しかも"日通"が特許を取得しているノートPC郵送専用の梱包方法での郵送)ごときで壊れるなんて一般的に考えられない。「本当にHDD交換してくれてたんでしょうかね?」とちょっこら突っ込んでみると…おもむろに先日"あの会社"が取り付けたHDDを手に取って「ん~ビス穴も綺麗ですし、多分交換してるとは思います。」との事。「でも、交換後に確認すればわかる事ですよね?」と、更に突っ込むと…「確かに。もしかすると、"あの会社"での修理後の動作確認の時だけ動いたのかもしれませんし…」と苦肉の言い訳。「修理後の動作確認の時だけ動くってことは極めて珍しい現象なんじゃないですか??」と、更に突っ込んでみると…「確かに確率的には極めて低い例です(苦笑) "あの会社"は今年は夏からず~っと忙しいみたいで、コチラ(訪問修理を担当している子会社)から聞いても何も返ってこない状況なんで…チョットわからないですね。ん~」そして何かが吹っ切れたらしく、再び 先日"あの会社"が取り付けたHDDを手に取って「普通この部分にメーカー固有のシリアル番号シールを貼る事になっていて、初期部品の場合はシリアル番号の最後がA、交換した部品は最後がXって事になってるんですよ。だから普通は見れば交換したかどうかわかるんですけど…これにはシール自体が貼られてないんですよ(苦笑)」「あの会社はホント再修理が多いんですよ。」などなど…コチラも"あの会社"のいい加減さに困ってるという感じで実態をベラベラ話し続ける(笑)系列会社といえ、違う会社がいい加減に処理した修理を「申し訳ありません。本当に申し訳ありません」と頭を下げながら 毎日再修理してるんだからごもっともだ。そうこうしてる間に"OS"の初期設定が終わって OS が立ち上がるのを確認し、彼は黒いブーブーに乗って次なる再修理?へと向かっていった。ご苦労様です。その後、わざわざ OS がプリインストールされた HDD を持ってきてくれたのに悪いんだけど…"Bart's PE Builder"を使って本日交換されたHGSTのHDDを初期化し、修理前のHDDの内容を丸ごとバックアップしたHDDより 本日交換されたHGSTのHDDに丸ごとデータを戻し、修理前の環境を復活させた。目出度し目出度し。
あぁ~この件が予想以上に長引いて年賀状印刷が…
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HGST化した修理後 | 環境復旧中 |
投稿者 zeratinman : 2005年12月21日 22:12