2006年03月28日
ミツミ電機のFDD技術
先日HDDがおかしくなってボッタくりじゃないか?と思えるぐらいの金額でメーカー側にHDDを交換してもらった父親のノートPC…今度はフロッピーディスクドライブ(以後FDD)が物理レベルでおかしくなってしまったそうで、メーカー修理に出す前に修理が受けられなくならない程度に見てみることにした。話によると~ことの発端は一枚のフロッピー(以後FD)。そのFDを入れる時に謎の違和感を感じ、無理矢理押し込んだら出てこなくなって…無理矢理引っこ抜き、別なFDを入れたらモット悪化して工具を使わないと取り出せないほどになってしまったらしい(笑)確かにFDを入れようとすると何かに引っかかり、物理的な不都合が生じているのは間違いなさそう。とりあえず、ノートPC本体と一体化している状態では何も見えてこないのでFDDを摘出することにした。先日のHDD事件とメモリ増設作業で機体全体の構造は大体理解しているので迷う事なく機体裏面のネジを外して裏ブタを取り外し、その裏ブタにFDDは固定されているので裏ブタとFDDのネジを外して分離。"マザーボード"からの"住友電工"製と思われるフラットケーブルを外してFDD単体の摘出完了。"ミツミ電機"か"TEAC"か"アルプス電気"製と大体予想はしていたものの、あからさまに MITSUMI と記されたシールが貼られていてチョット拍子抜け(笑)FDDを始め、二次電池や携帯の充電器、CD-RWドライブとなど ミツミ電機(グループ会社を含む) の製品は我々の生活の中に色々溢れているけど…どの製品も値段のわりに品質が良く、強固な設計が施され、異様に壊れ難いのがポイント。このFDDも例外ではなく、OEM供給向けの製品だってのに外装が異様に頑丈で中のメカ部がまったく見えない状態。精密ドライバーを使ってFDDの外ブタを外し、ようやく中身に遭遇できるという仕組み。FDなんて成熟し切った技術だからサゾ簡単な構造なんだろうと思いきや、実際に外ブタを外して中身に遭遇すると…メカ系も電気系も予想以上に複雑な構造でビックリ!この状態でFDを入れ、引っかかりの原因がチッポケなクリップに良く似た部品であることが無事に判明。とりあえず部品を外して動作にどのように影響するかを検証したけど動作には何の問題もなさそうでイマイチ用途がわからない。何度かFDの出し入れを繰り替えしつつ、今回の経緯と総合的に判断すると…イジェクト時にFDがFDDから吹っ飛ばないようにする抵抗的な役目だろうか?どうせ存在しなくても動作には問題ないようだし、問題のクリップ部品を本来の姿と思わせる形に勝手に成形して再び装着(笑)これが予想以上によい感じになり、実際に接続してのデータのリードライトも問題ないようなので…問題の部品の姿や用途が正しいかどうかは謎だけど良しとしよう!
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FDDの接続風景 | FDD単体 | FDD内部 | 問題の部分 |
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問題の部品 | 無くても動く? | 本来の姿? | CGイメージ |
投稿者 zeratinman : 2006年03月28日 21:44