2006年03月06日
KOSS the plugの修理
私が所有する数あるイヤホンの中で、かれこれ4年近くメインで使い続けている"KOSS社のthe plug"というインナーイヤー型のイヤホンがある。インナーイヤー型のイヤホンなんて今やどのメーカーでも作っているけど、the plug 以上の低音が出るイヤホンはそうそうない。そんなお気に入りの the plug、昨年イヤーパッドを"SONY"のインナーイヤー型イヤホンのパッドに交換する改良を行い、暫くは快適な移動中の音楽ライフを楽しめていたのだが…長年の過酷な使用で耐久性能に限界がきたらしく、終に断線が生じて右側の音が出なくなってしまった。日本のメーカーのイヤホンは毎日移動中に使っていると1~2年で断線が生じるので十分に役目は果たしているわけだけど(さすがアメリカ生まれ!)、買い換えるほどお金に余裕がないからダメもとで修理してみることにした(笑)まずは何処が断線しているかを調査。音楽を流しながら順にケーブルをクシャクシャして一時的に右チャンネルの音が出る場所を探し、断線している場所が接続プラグ付近であるということを発見した。そして早速その断線部分をハサミでぶち切ってみた。意外にも左右の両チャンネルにアースが通してあって、接続線は左右合わせて緑、金、赤、金の計4本。恐らく金色の導線がアースで緑と赤の導線が主線だろう。どの線が断線していたのかはわからないけど、この4本を再び繋ぎ合わせれば理論的には直るはずだ。しかし問題は緑と赤の導線。緑と金、赤と金がそれぞれペアになって剥き出し状態で表面のゴムチューブ内に通っているわけで、緑と赤の導線の表面に何らかの絶縁コーティングが施されていることと思われる(そうじゃないと信号が振動板まで辿り着かない)。ヤスリで削ってみても中々上手く行かず、大失敗の予感(苦笑)終いにはドーでも良くなり、とりあえずハンダで4本とも繋げてみるという落ち。しかも導線の素材の関係かハンダが思うように載ってくれなくて、ほぼ無理矢理に近い接合(笑)そして試しにプラグを接続し、音楽を流してみると…左右問題なく鳴ってる!載っけたハンダが絶縁コーティングを溶かして上手く導線通しが接合されたのかな?詳しいことはよくわなからないけど、とりあえず直ってしまったから良しとしよう。最後にセロファンテープでハンダ部を絶縁させ、分解した(カッターで切った)プラグカバーを元通りにして目出度し目出度し。従来に比べて2倍近く太さの増したプラグ部分が大人の男を演出してる感じ(笑)
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手術完了 | 大人の男プラグ |
投稿者 zeratinman : 2006年03月06日 00:00