2006年05月31日

eyebo開発日記

留学生のW君が国に帰ったので、5月後半は遅れを取り戻す勢いでひたすら研究の日々。

22日
AIBO君からTELNETでPC上に送られてくる AIBO君のカメラが撮影した画像データ(数字の羅列)をWindows上で"絵"として表示するソフトウェアの開発を先輩AOK氏から指示され、"神奈川工科大学"の"情報メディアリテラシII"という授業で使われているソフトウェアのソースコードを参考に開発を開始する。

23日
不眠不休でコードを書き、授業をサボりながらも午前9時頃に予め用意されたAIBO君のカメラデータ(数字の羅列)を"絵"として表示することに成功!丁度今日は週一回の研究ミーティングの日という事で、その時に完成したばかりのソフトウェアを先生に見せると…「来週までには動いて、リアルタイムで表示できてる」と痛烈な一言(苦笑)図書館でWinsockに関する本を借り、早速改良作業にとりかかる準備をする。

24日
昨日借りたWinsockに関する本を読むもチンプンカンプン(笑)実装するのには相当な日時を要すると察し、AIBO君との通信処理は既存のTELNETクライアントに任せ、TELNETクライアントがリアルタイムに作成していく通信ログを用いて描画することにした。そして、ファイルへのランダムアクセスの勉強をした。

25日
今日はモチベーションを高めるためにソフトウェアの名前を"eyebo"と定め、静止画を動画化するための改良作業。とりあえず連続描画することはできたけど、処理が重いらしく毎秒1フレーム前後に止まった。

26日
昨日完成した連続描画のアルゴリズムに 一昨日勉強したファイルへのランダムアクセスアルゴリズムを融合させ、AIBO君カメラが毎秒5フレームで見た絵を1~2秒遅れて毎秒0.5~1フレームで描画させることに成功。

27日
描画が毎秒1フレーム前後に止まっている原因は処理が無駄に重いことにあり、その原因と思われる"中間ファイル"を無くす新しい処理アルゴリズムを考え、実装。予想通り処理が軽くなり、無駄に描画速度が向上!あまりにも速いので毎秒30フレームに上限をもうける(笑)

28~29日
疲れたからお休み。

30日
AIBO君から送られてくる22×18pxの解像度(本当はもっと高解像度なんだけど通信速度が追いつかなく?データが壊れるのでAIBO君内で縮小させている)を20倍拡大表示じゃ何を表示してるのかわからないので、擬似的に解像度を倍増させるアルゴリズムの実装にとりかかる。各方向(X軸とY軸)単独での2倍化には成功するが、両軸の2倍化(44×36px)が上手く行かず…

31日
不眠不休で作業を続け、午前6時頃に両軸の2倍化(44×36px)に成功!視感レベルは予想通り向上し、ボヤボヤだけど何を表示してるのか大分わかるようになった。授業に出席した後、デモンストレーション用のバージョンをチョチョっと作り上げ、研究ミーティングの時間まで少々仮眠。研究ミーティングでデモンストレーション用のバージョンを先生に見せ、目出度し目出度し。

元データ 単純変換処理後 解像度倍増処理後

投稿者 zeratinman : 2006年05月31日 00:00