2006年05月18日

マレーシア人な私

今日は 昨日 同じ研究室のマレーシアからの留学生AZU君に誘われた"マレーシアフェア"に行った。AZU君はマレーシアの前の首相が作った"マレーシアを技術大国にするための留学プログラム"で私の大学に来ており、今日はマレーシアのテレビ局が取材にくるので、このようなイベントを学内で開催するとのこと。せっかくだからもっと人の来る場所で盛大にやればいいのに、普通誰も立ち入らない健康診断センターがある建物の6階で開催とのこと…。もちろん私も健康診断センターがある建物の6階なんて行ったことはなく初体験!恐る恐る禁断のエレベータの↑ボタンを押し、迎えに来たエレベータに乗って6階へ。エレベータのドアが開き、目の前に広かったのはどっかのテナントビルのようなとっても学校らしくない光景。どうやら学校の事務の本拠地のようだ。沢山部屋があって一体このフロアのどこでやってるんだかわからなくて少々迷ったけど、途中で"←マレーシア"と書かれた超インパクトの無い黄色い貼紙を発見し(これじゃ誰も気付かないって)、その貼紙のおかげで無事に到着!マレーシアフェアと言うからもっと盛大なのかと思ったら…ちっこい部屋でマレーシアからの留学生達と少人数の客(ほぼ体育学部?)がせまっ苦しく何かを食べながら話しこんでいる。AZU君を見つけたので早速話しかけてみると…「やぁ!待ってたよ。まずはマレーアの食を体験して欲しい。」と言われ、手渡されたのはマレーシアのカレーライス。日本のカレーライスよりマレーシアのカレーライスの方が 本場に近い形であることぐらい承知しているけど、実際目の前にすると"これがカレーなのか?"という印象。鶏肉、牛肉、クレープの生地を丸め感じのもの、ゆで卵、キュウリ、いかにも辛そうな赤いソース、何か白い液体とからめてあるっぽい白飯、白飯を立方体に圧縮したもの…皿の中は実にバライティ豊かである。食べる順序があるとかで、AZU君の指示通りに 鶏肉 と クレープの生地を丸め感じのもの を最初にパクリ。一見何ともなさそうだったんだけど、実際に口に入るとアホじゃないかって思うぐらい辛くて思わず悲鳴を発し、マレーシアの方々に笑われる始末。続いて いかにも辛そうな赤いソース と 何か白い液体とからめてあるっぽい白飯 をパクリ。予想通り…もう味なんてわかんねーぐらい辛く、"地獄らーめん"を食べるときと同じ汗が出てきた(笑)AZU君は陽気にニヤニヤしながら「辛かった?マレーシアでは普通の辛さだよ~」と言い、甘い"サントリーのなっちゃん"が入った紙コップを私に差し出した。苦笑いしながら早速 なっちゃん を飲んで辛さを和らげ、恐る恐る次の 牛肉 と 白飯を立方体に圧縮したもの を食べると…これが全く辛くない!!ゆで卵 も キュウリ も辛くないし、他の人を見ると自由な順番で食べてるじゃん!まさかAZU君にしてやられたか!?いやいや、友人として普通のお客さんより沢山のマレーシアを私に教えてくれているに違いない…キット(笑)そんな感じでカレーライスを食べ終え、その後は辛い甘いチョコレートゼリーを食べながらマレーシアについてのAZU君のお話を聞く。前の首相はマレーシアを技術大国にしようと思ったのに 今の首相はマレーシアを農業大国にしようとしているとか、マレーシアはバナナを唐揚げにして食べる(しかも味付けは塩)とか…笑える話が多かったが、DVDレコーダーが出る前は一般向けの映像記録装置はほとんど普及してなかったとか(湿度の高い地域は磁気テープの保存が難かしいことからVHSが全く普及していなく、映像はどうやって記録しているのか昔から疑問だった)…興味深い話も聞けてとても有意義な時間だった。そして最後にAZU君と共にマレーシアの正装体験!これが無駄に似合っていて「本当に日本人ですか?」と聞かれる始末(苦笑)自分でも似合ってると思ったから否定はしないけど、マレーシア人…嬉しいような嬉しくないような。。。

マレーシアフェア カレーライス部品図 カレーライス完成図 マレーシア人

投稿者 zeratinman : 2006年05月18日 00:00