2007年01月19日

お風呂でテレビ生活

今日は先日先生に提出した卒業発表の前刷りの添削が終わり,学科の事務室にFAXしたから皆に伝えておいてーという内容のメールで先生に起こされ,家で卒業発表のパワーポイント作りに専念しようと思ったのに学校に行かなければならない状況に…(苦笑)眠いお目目を擦りつつ,自宅のリビングのドアーを明けると…そこに待っていたのは先日母親が購入した"プリンストンテクノロジー社製"お風呂テレビ(PTV-WWTV7)の箱.お風呂テレビと言えば…昔から手を出していた"ノーリツ"を始め,最近では携帯型液晶テレビのパイオニアな"CASIO"や時代の最先端を行く"SONY"などの製品が有名ですが,どれもこれも5万円以上と無茶苦茶高くて一般ピープルにはとても手が出ないレベル.そんな状況の中,利用用途を"お風呂でテレビを見る"ということに絞り,無線送信で5万円以下の価格を実現したのがPTV-WWTV7(正直無線送信でこの価格は驚きだ).本当は学校に行かなければならないのだが…とりあえず触ってみたいという衝動と"早く設置しろ"という母親と妹からの声に負け,どんなもんかとりあえず設置してみることにした.セット内容としてはTVチューナーと動画エンコーダと無線レシーバを詰め込んだ箱(送信レシーバ),カーナビの液晶パネルと動画デコーダと無線クライアントを詰め込んだ画面(受信器),DCアダプタ,画面を壁に設置するためのパーツ,アンテナ線,外部機器の映像を繋ぐ用のビデオケーブル,レシーバに装着する5GHz帯専用のアンテナである.レシーバには有線LANの端子が設けられており,マニュアルには使用しないと書かれているものの,後からファームウェアの更新などに対応できそうな構造となっている(新ファームが公開されるかは別問題として…).早速レシーバに物珍しい5GHzの無線LANアンテナと外部入力ビデオ端子にデジタルハイビジョンチューナからの出力を繋ぎ,画面の電源をON!レシーバ側でのエンコードと受信器側でのデコード処理,そして少々のバッファリングをしていると思われるので若干時間の遅れが生じるものの,なんの問題も無く映った.ここまでは単なる動作確認なのでそうなって当然なわけで…問題はここから.これがお風呂にまで持っていって映るかということだ.先程から"5GHz"という単語を強調して記しているわけだが,5GHzというのは非常に高い周波数である.一般的な無線LANが2.4GHz,FOMAやSoftBankに代表されるWCDMA方式の所謂3G携帯が2GHzであることを考えると,その周波数の高さは一目瞭然だ.周波数が高くなるということは電波の波長が短くなり,より遠くまで大容量のデータを送信することができるが…障害物に弱くなる(電波が回り込みにくくなる).プリンストンテクノロジー側の仕様によれば,伝送距離は見通せる範囲の平坦な場所で30m.要するに,壁やドアーが一切ないフルオープンな風呂場で使用する場合はレシーバから30m離れていても見れるということだ.しかし,そんなフルオープン仕様の風呂場なんて一般家庭にあるわけもなく…私の自宅の場合,風呂場までリビングから壁(ドアー)を3枚通過しなければならない.電波法に引っかからない程度の弱出力な5GHzの電波が壁を3枚も通過するのは至難の技!それを果たしてクリアできるか.徐々にレシーバから画面を離して行くと…1枚目の壁で電波が2/3になってブロッグノイズが発生.2枚目の壁で受信不能となった(笑)リビングから風呂場まで,全でのドアーを開けっ放しにすればブロッグノイズが発生しながらも何とか見れるようだけど…そんなことまでしてお風呂でテレビを見たくもない.ということで,リビングからの伝送は無理ということになった.まぁ~大体想像の範囲内だけど,これでは宝の持ち腐れ!何としてでもお風呂でテレビを見れるようにしなければならない.色々方法はあるだろうけど,まずやってみなくちゃいけないのは2階にレシーバを置いての受信実験.結果は風呂場の真上の部屋じゃないと安定して受信できない感じ.あいにく風呂場の真上の部屋にはアンテナ線が引かれてなくて…この案は断念(笑)続いてレシーバのアンテナを交換案.5GHzに対応したものは"IO・DATA"などから出ているようだけど,ケーブル長が短くて値段も高く…加えて効果不明ということで保留.最後の案は風呂場の天井裏にレシーバを設置する案.私の自宅は風呂場の天井裏にブースターやアンテナ分配器が設置されているので,そこにダイレクトに設置できるんじゃない?というお話.風呂場の点検口を開き,天井裏を見ると…なんとも都合の良いことに,CATVを引くときにCATV会社が取り付けて行ったブースタが普通のACプラグを使用している.アンテナ分配器もごく一般的なもののようだし,5GHzのアンテナを買うより安い値段で設置することができそうだ.ということで,風呂場の天井裏にレシーバを設置する案を採用することとし,必要な部品を買うがてら学校に行ってFAXを受け取り,前刷りの直しを行った.帰宅後,早速購入してきた部品を使って早速レシーバの設置工事.脚立が小さくて作業し辛かったけど,なんとか無事設置することができ,バッチリお風呂でテレビが見れるようになった.

セット内容 レシーバの端子群 購入したもの 設置工事中
動作確認

投稿者 zeratinman : 2007年01月19日 00:00