2008年10月25日

フリクションボール

それは今月始めのこと…急遽Windows98搭載の古いコンピュータのメンテナンスをしなければならない事態に陥り,メンテに必要不可欠なフロッピーディスク(Win98はUSB接続のフラッシュメモリが専用ドライバ無しには使えないため)を買いに大学の売店に行きました.そこでフと目についたのが↓

なんでも本体の先っちょについているゴム(消しゴムではない)で擦るとインキが消えるボールペンだとか.
新しいもの大好きな私はもちろん買ってしまいました(笑)

早速コピー用紙に落書きして本体先っちょのゴムでゴシゴシやってみると…

すげぇ!確かに消えます.
今までの人生で出くわした書いてから消せる類のボールペンの中では消え具合も書き味もナンバーワンです.

カラクリとしてはインキが実際にとれているわけではなく,60℃以上になるとインキが無色になるそうです.

つまり…紙とゴムの摩擦で故意に熱を発生させ,インキの色を変えて見えなくしてるって話ですね.

例えば↓のようなサンプルを作って

※「サンプル」という文字部だけ別のボールペンで記入

ドライヤーを当てると…

ほら,消えた.

お湯の中にに投入すると…

ほれ,消える.

ん~面白い!

ならば…紙をこのボールペンのインキで塗り抱り,熱転写式のプリンタでリボン無しで印刷をかけたら感熱紙の逆のことができるんじゃなかろうか?
気になったからやってみました.

まずは60℃透明化インキで紙を塗り抱くり,↓のようなサンプル用紙(A4版ベース)を作りました.

ホントは全面塗ろうかと思いましたが,意外と大変なので今回はこれくらいで(苦笑)

熱転写式のプリンタとして,キヤノン製のキヤノワードミニ8というワードプロセッサを使用します.

ミニどころか超デカです(笑)

サンプル用紙をセットして,「意味のないことにこそ意味があるのです!」と印刷してみます.

おぉ!予想通り白文字印刷になった!

このボールペン,ペン以外の用途にも色々使えそうです.

投稿者 zeratinman : 2008年10月25日 23:59