2009年12月06日

SONY Cyber-shot DSC-WX1

長らく使ってきた富士フイルム社のデジタルカメラ"FinePix F410"がフォーカスエラーで撮影不能に陥って早4ヶ月…ソニー・エリクソン社の携帯電話端末"DoCoMo SO906i"のデジタルカメラで代用していたものの,やはりデジタルカメラとして開発されたデジタルカメラに比べて使い勝手や性能が悪いという結論に達し,この度の新しいデジタルカメラ購入となりました.

今回購入したのはこちら.

ソニー社が開発したやったら集光率が良い"裏面照射型CMOS"が搭載された"Cyber-shot DSC-WX1"です.
普通のCMOSカラーイメージセンサが[レンズ層]→[カラーフィルタ層]→[配線層]→[フォトダイオード層]という順に光を通して電気信号に変換するのに対し,裏面照射型CMOSは[レンズ層]→[カラーフィルタ層]→[フォトダイオード層]→[配線層]になっていて,配線パターンによって遮られていた光がフォトダイオードにダイレクトに入光=集光率UP=ノイズ減少というカラクリ.
大学で機械工学を専攻しつつも限りなく情報系に近い研究室に籍を置き,最後はなぜが色彩工学をやっていた私にはこの凄さがわかる…凄いっすソニーさん!

箱の中身はこんな感じです.

本体,充電池,充電器,USBとRCA出力が合体したケーブル,マニュアル類,サポートソフトウェアが入ったCD-ROM.
特殊コネクタを利用したUSB/RCA合体ケーブルに独自規格大好きなソニーらしさを感じます.

そして通常販売価格+1000yenで付けちゃったプレミアム?な付属品.

どこでも売ってる液晶保護カバーと牛革仕様ソニーロゴ入りストラップ☆
ん~うっとり(笑)

それでは早速使ってみましょう!

ソニーといえばメモリースティックなわけで,このデジタルカメラも記録媒体はメモリースティックDuo.

純正のメモリースティックDuo使うのが当然良いのでしょうが,メモリースティックはSDよりも割高なので…ケチケチな私はmicroSD→メモリースティックDuoアダプタ in microSDで使用します.

バッテリーを入れて電源を入れて日付を設定し,一旦電源を切って偽メモリースティックDuoを入れると…

ソニーらしく機体が偽メモリースティックDuoであることを識別し,わざわざご親切に警告を表示してくれました.
決定ボタンで警告は消せますが,電源を入れる度に表示されます(ウザッ!)
(因みに実際の読み書きはなんの不都合もなく行えます)

しかし!一度撮影すると,そんなこといくらでも我慢できるほどのビックリ性能なのです.

その圧倒的な高感度をPanasonic社の"LUMIX DMC-FX30"で撮影したものと比べてみます.

○ Panasonic LUMIX DMC-FX30 (感度:ISO200 フラッシュ:禁止 露出:オート 色温度:オート)

○ SONY Cyber-shot DSC-WX1 (感度:ISO200 フラッシュ:禁止 露出:オート 色温度:オート)

○ Panasonic LUMIX DMC-FX30 (感度:ISO400 フラッシュ:禁止 露出:オート 色温度:オート)

○ SONY Cyber-shot DSC-WX1 (感度:ISO400 フラッシュ:禁止 露出:オート 色温度:オート)

○ Panasonic LUMIX DMC-FX30 (感度:ISO800 フラッシュ:禁止 露出:オート 色温度:オート)

○ SONY Cyber-shot DSC-WX1 (感度:ISO800 フラッシュ:禁止 露出:オート 色温度:オート)

確かに驚きの低ノイズっぷりがわかります.

これだけでも十分満足ですが,この機体には"手持ち夜景モード"たる5枚連写→機体内のソフトウェアで合成処理して記録するという力技のノイズ低減撮影モードが付いていまして…

○ プログラムオート撮影モード (感度:ISO400 フラッシュ:禁止 露出:オート 色温度:オート)

○ 手持ち夜景モード (感度:ISO400 フラッシュ:禁止 露出:オート 色温度:オート)

こんな具合に超低ノイズな撮影もできちゃいます(しかも5枚連写合成なのに画がブレません).
凄いを通り越して怖いぐらいです.恐れ入りました.

まだ軽く使っていませんが,これからトコトン使いこなしていこうと思います.
これで23000yenなら大満足です.

投稿者 zeratinman : 2009年12月06日 23:10